About Us
History
2011年設立。医療系大学オーケストラ(医オケ)の出演者が中心となって、数ある弦楽合奏の名曲を演奏するために結成しました。団員は50名程度です。
当団体は関東の医療系大学の学生が多く所属していますが、医療系以外の学生や、社会人も参加しています。
共通するのは、勉学・実習・仕事などで忙しい中でも、弦楽合奏によるアンサンブルを追求したいという思いです。共通の思いを持った皆で顔を合わせて練習を重ねることで、医弦でしか体験できないアンサンブルを満喫しています。
チャイコフスキー・ドヴォルザーク・エルガーの三大弦楽セレナーデは勿論のこと、ヴィヴァルディなどのバロックから、シェーンベルクなどの現代曲まで幅広い時代の曲に挑戦しています。また、他の医オケでは演奏されることのほとんどない、バッハやモーツァルトの協奏曲や、管打楽器の奏者も招いての古典派交響曲も演奏しています。
これらの曲に真剣に楽しく取り組むことで、音楽の幅を広げていけることもまた喜びです。
冬季に催す定期演奏会が活動の中心です。
7~8月頃、次回演奏会に向けて欠員募集(エントリー)を行います。
演奏会の約4ヶ月前から練習を開始し、指揮者による合奏の他に、団員主体の合奏やパート練習等を行います。場所は主に都内の大学施設で、月3~5回程度の頻度です。
その他、有志が集まって室内楽演奏会を催すこともあります。
医弦創立時からの取り組みとして、全曲座席(プルト)固定、団員主体の練習、出席率ダービーなどがあります。これらは医オケでは珍しいもので、よりよいアンサンブルをすることを目的としています。
Conductors/Trainers
指揮/トレーナー 藤村政芳
経歴:
北海道出身。東京藝術大学卒業後、新日本フィルハーモニー交響楽団フォアシュピーラーを経て、現在東京フィルハーモニー交響楽団第2ヴァイオリン首席奏者。土方恭之、浦川宜也、ベラ·カトーナの各氏に師事。
東京フィルハーモニー交響楽団での演奏の他、ポピュラー系のレコーディングやライブでのストリングス参加から、古楽器の演奏に至るまで幅広く活躍中。また、筑波大学管弦楽団、東京女子医大室内楽団、慶應義塾大学医学部管弦楽団、北日本医科学生オーケストラ、関東医科学生オーケストラ、医科学生コンチェルトオーケストラ等のトレーナーを務めている。
医系弦楽オーケストラアンサンブルでは第一回から指揮を担当。医オケにおける弦楽器セクションのレベル向上を目指し、毎回完成度の高い演奏を目指している。
指揮 加瀬孝宏
経歴:
千葉県生まれ。国立音楽大学、ジュネーヴ音楽院高等課程を卒業。1998年より1年間Sinfonietta de Lausanneの客演首席奏者を務める。翌年帰国し大阪フィルハーモニー交響楽団の第一オーボエ奏者を6年間務め、2006年より東京フィルハーモニー交響楽団に首席奏者として移籍、現在に至る。
1998年パリで行われた「Musicora’98」木管五重奏部門第1位。2000年「国際オーボエコンクール・東京(現・軽井沢)」に入賞。2002年「第27回トゥーロン国際コンクール」においてオーボエ部門の日本人として初のヴァロワ・ド・パリ特別賞を受賞。同年「第19回日本管打楽器コンクール」第1位。2006年「サイトウ・キネンフェスティバル」にソリストとして出演。武満徹「ディスタンス」はNHKにて全国放送され絶賛された。2009年には韓国スウォンにてマスタークラスを開講。2010、2016、2019年に「日本音楽コンクール」オーボエ部門の、また2017年「東京国際音楽コンクール」木管楽器部門の審査員を務める。2012年には初のソロCDアルバム「Chansonette シャンソネット~20世紀のオーボエ作品集」をリリース。2020年秋には2ndアルバムのリリースを予定している。
ソロ、室内楽奏者として各地でリサイタルを数多く行う。フレンチ・バロック音楽を中心に演奏を繰り広げる「アンサンブル・ラ・レヴェランス」、木管三重奏団「トリオ・レスペランス」などで活躍している。2018年には医系弦楽オーケストラアンサンブル第8回定期演奏会にソリストとしてモーツァルトの協奏曲K.314を共演。日本中から一流プレイヤーの集まる吹奏楽団「なにわ《オーケストラル》ウィンズ」オーボエ奏者。また習志野シンフォニエッタ・千葉のオーボエ奏者も務める。吹奏楽への愛情は深く各地の学校での「音楽、技術、心」の指導力には定評がある。洗足学園音楽大学非常勤講師。名古屋音楽大学客員准教授。これまでにオーボエを似鳥健彦、丸山盛三、モーリス・ブルグ、ローラン・ペルヌーの各氏に師事、現代音楽をジャン=ジャック・バレ氏に師事。
Twitterアカウント/ @KaseTakahiro
Instagramアカウントkasetakahiro_oboe